一生モノの定番椅子で万能椅子 包まれる座り心地のYチェア
一生ものの椅子は憧れますか?
引っ越しなどイベントなど滅多なことがない限り家具は買い換えないモノ。
在宅勤務など、平日も家にいる時間が多くなった今日このごろ。
座り心地が良い椅子で仕事をしたい。
仕事だけじゃなくてダイニングチェアにも代用したい。
ダイニングチェアに使う時は、リラックスできる椅子が良い。
お気に入りのモノを大切に長く使いたい。
そんな要求を叶えてくれる椅子はあるのな?
実はあるんです。
我が家ではダイニングチェアにハンス・J・ウェグナーのYチェアを使用しています。
Yチェアのおすすめポイントを紹介します。
目次
Yチェアとは
ハンス J. ウェグナーのYチェアは、その斬新なフォルムからモダンデザインの名作として世界的に知られてきました。
CH24のデザインにおいてウェグナーは、アームと背もたれを一体にするという、それまでの椅子デザインに見られなかった斬新な試みをしています。そしてこの曲木製のアームに安定性と心地よい使用感を与えるのが、印象的なY字形の背もたれ。この形状からYチェアと呼ばれるようになりました。
Yチェアの発端は中国の椅子に座るデンマーク商人の肖像画。商人が座る明代の椅子がデザインの起源となっています。素晴らしい使用感と使い勝手、そして特徴的なラインを描く美しいフォルム。椅子に求められる機能性と見た目の美しさを同時に満たす椅子、と多くの人が評価するCH24、Yチェア。まさに、デニッシュモダンの真髄と言えます。
CH24の完成に必要な製作工程は100以上。しかもそのほとんどが職人の手を通して作られています。座面にペーパーコードを張る作業は、熟練した職人でも1時間を要する重要な工程。1脚あたり、120メートルの強度と耐久性に優れたペーパーコードが使用し、長年にわたって使用できる座面を作り上げています。
Carl Hansen & Søn - Danske designklassikere siden 1908
1950年から形を変えず、70年以上も北欧家具の定番とされている椅子です。
見た目も飽きる事ない普遍的なデザインでタイムレス&クラシックな存在です。
まさに一生モノ?我が家のYチェアは25年選手
良い椅子は長く使える。これは本当です。
我が家のYチェアは、新築祝いで両親から譲ってもらったものです。
実はこのYチェアは私が小さい頃から実家で使っていたもの。
幼稚園ぐらいからあった記憶があるので。。。つまり25年以上経過している2脚です。
おそらくビーチ材のフレームなのですが、飴色に変化して雰囲気が良くなっています。
まさにリアルビンデージチェアです。(笑)
長年使用すると、座面のペーパーコードは張り替え必要ですが、フレーム自体はまったガタつきがありません。
手入れをしながら使えば、まさに一生モノの椅子と言えるでしょう!
ペーパーコードの張り替えで一生使える
一生モノの椅子と言いつつも、さすがに座面のペーパーコードは経年変化によりほつれます。
座面のペーパーコードを張り替えられるのもYチェアの特徴。
我が家のYチェアは、川崎のキルト工芸さんに依頼して張り替えを行いました。
座面は新しくなって座り心地も快適。
フレームも接着剤があまくなっているところを再度補強して頂きました。
また、クリーニングもしてくれたようで肘掛け部分も肌触りが良くなっていました。
これで数年また心地よく使えそうです。
ペーパーコードの張り替えは使用頻度にもよりますが、目安としては5〜10年程度に一回程度が良いと思います。
ペーパーコードのほつれがひどくなって見た目的にも座り心地も悪くなったら張り替え時です!
包まれるような座り心地
ペーパーコードの座面は、馴染んでくるとお尻がつつまれるような座り心地になってきます。
どのポジションで座っても背中からのびている背もたれ〜肘掛けフレームが背中を支えてくれます。まるで椅子が体を包み込んでくれるような心地良い座り心地です。
仕事の時はもちろん、食事の時、読書する時など色々な用途でリラックスポジションで座れる椅子がYチェアです。
Yチェアの本当の魅力は、長年使用して馴染んできたときの座り心地の良さだとわたしは思います。
まとめ 親から子へ受け継がれる家具
北欧の人たちはそうやって長く同じ家具を大切に使っていると聞きました。
私たちもそうであるように両親から譲り受けたYチェアを今後も大切に使っていきたいな。またそれが自分たちの子供に受け継がれるような生き方が理想。
一生モノって中々出会えないと思っていましたが、我が家のYチェアは一生モノの価値があります。
多くの人がYチェアを愛する理由をなんとなく実感。
良いモノは壊れないし、大切に使うので壊さない。
この気持ちは昔も今も変わらず伝わっていってほしいな。
家具は一気に揃えるのではなくて、少しずつお気に入りの一生モノを集めていきたいです。