古家付き土地 解体期間&費用と注意するポイント
この立地条件最高なんだけど、古家がついているんだよな〜。
解体工事の費用も期間もかかりそうだし、なにより解体工事はめんどくさそう。
と思って、古家付きの土地を選択肢から外していませんか?
家づくりで土地を探しはじめると、更地の土地と同じくらい古家付きの土地も多くみつかります。
古家付きの土地は実はお得な場合があります。
解体費用がかかる分、更地よりも安く売りに出されているケースがあるからです。
ネックになるのは古家を解体する場合、解体工事はどういった流れで行うのか、費用はどのくらいかかるのかが分からないこと。
わたしの家づくりは古家の解体からはじまりました。
その経験から解体工事の流れと実際にかかった費用・期間、注意するポイントを皆さんに紹介したいと思います。
わたしの場合は、30坪程の家を解体するのに200万円前後、解体期間は3週間程度かかりました。
それではいってみましょう。
目次
解体工事の流れ
簡単に解体工事の流れを紹介します。
- 現地調査
- 見積もり→契約
- 解体工事
- 建物の登記抹消
一般的にはこのような流れです。
現地調査では壊す建物の材質(木造、鉄骨、RCなど)、重機の搬入経路、足場が必要かどうかなどを調べます。
現地調査の結果によって、見積書が作成されます。
見積もり内容に問題がなければ契約をして、解体工事が着工。
解体工事完了後に建物の登記抹消手続きを行って終わり。
建物の登記抹消手続きを行わないと、そもそも新しい家が建てれないので必ず行うように注意しましょう。
解体工事は複数社見積もりを取ろう
解体工事の費用は業者によってピンキリです。
解体費用はできるだけ安く抑えたいところ。
では、安ければ安いほど良いの?
答えはNO!!
安すぎる費用のカラクリ
安すぎる理由はいくつかあります。
たとえば、解体ガラが土地に残っていたり、最悪の場合、埋められていたりすることもあるそうです。
解体工事には騒音や振動がつきものです。費用が安い業者は、工事の養生が不十分であり、工事の騒音・振動が原因で近隣から苦情がくることもあります。
これからずっと住み続ける土地なので最初からご近所さんからの印象が良くないと最悪ですよね。
費用が安いのには必ず理由があります。
適正価格を知ろう!
複数の業者から見積もりをとって、適正価格を知ったうえで納得ができる工事価格の業者へ依頼するのがベターです。
丁寧な業者であれば内訳も見積もりに記載してもらえます。解体工事一式と書かれて内訳が分からなければ、ちゃんと内訳をだしてもらうように依頼しましょう。
複数社に見積もりをとるときは3、4業者ほどがオススメ。そうすれば適正価格が大体把握できます。
まずはネットで簡単に無料で見積もり依頼をしてみてはどうでしょうか。
実際にかかった費用
参考までにわたしが解体工事に支払った費用を紹介します。
まずは解体する家の条件はこちら。
- 古家31坪
- 面積100m2
- 2階建
- 軽量鉄骨
かかった費用はこちら。
- 仮設工事:30万円
- 家屋解体工事:133万円
- 付帯工事:15万円
- 諸経費:17万円
- 合計:195万円
これに消費税がかかり、値引きをしてもらって大体200万円程度でした。
仮設工事は、解体ガラの飛散防止養生設置解体や重機回送費用が含まれます。
付帯工事は、外構のブロック撤去や植栽撤去、整地費用が含まれます。
諸経費は、書類作成費や現場管理費が含まれます。
軽量鉄骨だったので解体費用が多少かかりました。
実際にかかった期間
現地調査から工事完了・抹消手続きまでの期間は3週間程度でした。
解体工事期間は余裕をみて1ヶ月かかると思っておけば良いかと思います。
注意するポイント
現地調査で分からなかったものが工事をしていく中で出てくる場合があります。
たとえば、地中障害物だったり、昔の家だとアスベストだったりといったものです。
それらを取り除くとなると追加で工事費用がかかる場合があります。
事前に業者とその時の費用の話もしておくと安心できます。
わたしの場合は、地中障害が出てきて、撤去費用にプラス5万円かかりました。
まとめ
土地探しをしていく中で、古家付きの土地も選択肢に入れるとグッと理想の土地に出会えるチャンスが増えます。
解体工事費用も家づくりの予算に入れておいて、土地探しをしてみてはどうでしょうか!