家づくりのお金 住宅ローンの頭金の貯金方法といくら残すか
「マイホームが欲しいけど、住宅ローンを組むのが怖い。」
「そもそも住宅ローンの頭金はいくら用意すれば良いの?」
「頭金を用意するのに良い貯金方法はないの?」
「貯金のどのくらい残して頭金にあてればいいの?」
家づくりを本格的に考え始めると、楽しいことととは裏腹にお金の不安・悩みは尽きません。
実際わたしも上で書いたような悩みを抱えていました。
この記事を読んで、そんな悩みの解決のヒントとなれば嬉しいです。
目次
住宅ローン、月々の返済額は150の法則を使う。
家づくりは多くの人が30年から35年の長期間の住宅ローンを組みます。
住宅ローンの借入額はどう決めますか?
今住んでいるアパート・マンションの毎月の家賃と同額で住宅ローンの借入額を考えていますか?
そのように考えているのなら、危険です!
家は購入して終わりではありません。
住宅ローンの利息、毎年の固定資産税、保険、維持費などランニングコストがかかります。
その費用も考えた上で家賃と比較しなければなりません。
ここで使うのが150の法則です。
毎月の住宅ローンの返済額に150%をかけて家賃と比較するという方法です。
150%という数字は、標準的な30年ローンの場合、最初の9年間は返済額のおよそ5割が利息の支払いにまわることから出された数字になります。
詳しくは下の本に書いてあるので、興味があれば読んでみてください。
具体的に150の法則を使って計算してみましょう。
- 毎月の家賃12万円
- 毎月の住宅ローン返済額12万円×150%=18万円
- 12万円<18万円 危険!ちょっとまって!
- 150%かけた金額が毎月の家賃と同額になる住宅ローン返済額は・・・
- 12万円÷150%=8万円!
- 毎月の住宅ローン返済額8万円が妥当!
いまの家賃を1.5で割った金額を毎月の住宅ローン返済額の目安として借入金額を決めるのが一番安心な方法です。
頭金で必要な金額は、予算から計算で出た住宅ローン借入額を引けばでます。
150の法則はあくまでも住宅ローン借入額、頭金を決めるための計算方法の一例です。
まずは、住宅ローンの借入額の不安を少なくするために、自分でしっかり計算しましょう!
考えるな!自動化!頭金の貯金方法
目標とする頭金の金額がわかったらあとは貯金するのみ!
住宅ローンの借入額には限度があります。しかし頭金には限度がありません!
貯金して頭金にまわせばまわすほど、住宅ローンの返済が楽になるし、マイホームの予算を増やすこともできます。
でも、分かっていてもその貯金がなかなか上手にいかないのが人間。
ここでわたしが実践したシンプルな貯金方法を紹介します。
- 給与口座とは別に貯金のための銀行口座を用意する
- 1年の目標貯金額を決める
- その貯金額を12で割って月々の貯金にまわすお金を計算する
- 給料が入ったら、問答無用で貯金口座にぶちこむ
- 貯金口座のことは忘れる
給料が入ったらロボットのごとく定額を貯金口座にぶちこみ、貯金したそのお金を忘れることが大切です。
そうすれば忘れた頃に頭金がたまっています。
貯金は深く考えないのがポイント!
残す貯金は1年分の生活費!
頭金はたまったけど、どのくらい貯金を残しておけばいいのでしょうか。
わたしは1年分の生活費を残しておけばOKだと思います。
突然の出費にも対応できるし、いつでも引き出せる現金を手元に残しておくのは精神的に安心できます。
貯金をしていても将来が不安。。。それならFPに相談!
貯金方法はわかったけれど、お金はいくらあっても将来が不安。
そんなときはFP(フィナンシャルプランナー)に相談するのも選択肢のひとつです。
FPに相談するときはひとつ注意しないといけないことがあります。
それは住宅メーカーや不動産会社お抱えのところでは相談していけないこと!
住宅メーカーや不動産会社お抱えのFPは、高い物件を買わせるために言葉巧み&データを駆使してわたしたちを安心させてきます。
最初の頃よりも大幅にUPした予算になってしまい、将来、住宅ローン地獄に陥ってしまいます。
不動産会社と紐づいていないFPとマッチングできるサイトがあるので活用してみてはどうでしょう。
まとめ
- 毎月の住宅ローン返済額は家賃÷1.5を目安にする
- 給料が入ったら問答無用で貯金口座にぶち込んで忘れる
- 残す貯金は1年分の生活費
家は購入してからがスタートです。
新居で思い描いた生活が過ごせるようにお金のことはしっかり計算しておきましょう!