陶器の基本? 【目止め】をやってみた
先日、もやい工藝で陶器の湯呑みを購入しました。
陶器の食器は最初にやっておきたいお手入れがあります。
それは「目止め」
お気に入りの食器を長く大切に使う上で必要なステップなので、実際におこなってみました。
目止めって?
陶器には目に見えない小さな凹凸や、ひびわれがたくさんあり、そこに食材が入り込むことで変色や臭いうつりが発生します。
目止めはそれを事前に防ぐために表面をコーティングすることです。
シミやひび割れの予防にもつながります。
陶器と磁器の違い
焼き物の総称を陶器と呼ぶことがありますが、二種類あります。
「陶器」と「磁器」
陶器:材料が粘土で低音で焼き上げる
磁器:材料が石で高音で焼き上げる
簡単な見分け方は底がザラザラしているかツルツルしているかです。
今回の目止めをした方が良いのは陶器と呼ばれる食器になります。
実際に目止めをしてみた
①食器がすっぽり入る鍋で沸騰
食器がすっぽり入る鍋を用意して、その中にお米のとぎ汁か小麦粉を大さじ一杯程度いれます。
今回は小麦粉を入れました。
そのあとに食器を入れて、沸騰するまで待ちます。
②冷ます
沸騰したら、あとは火を切って自然に冷まします。
③水洗いしておわり
十分冷めたら、あとは食器を水洗いしておわりです。
見た目は変わりません。
ただこの簡単なステップをこなすだけで長く使えるとのこと。
ちょっとした一手間を加えることで愛着がわき、大事に使おうという気持ちになります。
昨今は使い捨ての世の中。
昔は当たり前だったらこと、こういうひとつひとつの作業がとても素敵なことなのかなと思いました。