家づくりでお金をかけるところ、かけないところ
家づくりの中で、仕様や詳細を自分たちで選んで決めていくのはワクワクし、楽しみな作業です。
楽しみの反面、考え迷うこともあります。
自分たちの理想に近づけていくと、予算とはかけ離れて費用がかかります。
お金がいくらあってもたりません。
わたしたちは身の丈にあった中で自分たちのスタイルが出るような家づくりに拘ってきました。
その中で、家づくりでお金をかけるところ、かけないところを考えるのは大切です。
建築士さんのアドバイスがとても役に立つ内容だったので、紹介したいと思います。
お金をかけるところ
ズバリ!簡単にはかえられない部分!です。
例を取ると
- 構造部分
- 断熱性
- 屋根
- 外壁
構造部分
まず、構造部分は言わずもがな。
過剰に頑丈にする必要はないと思いますが、予算が厳しいからといって削ってはいけません。信頼できるビルダーと出会い、構造計算等をちゃんと行ってもらいましょう。
耐震等級3の設計でしたら安心ですが、申請にも費用がかかるので、どこにプライオリティーをおくか、よく考えた方が良いです。
断熱性
つぎに断熱性。
夏は暑くて、冬は寒い家。これは誰がみても最悪です。
断熱材や性能については今や本・ネット・YouTubeで情報をいくらでも手に入るので一度勉強しておくべきだと思います。断熱材の素材については、今の時代そこまで大差はないです、重要なのは厚みです。設計があがってきたらちゃんと目を通す必要がある箇所です。
屋根・外壁
屋根・外壁は耐久性の高い材料と工法を用いることです。
風雨にさらされ一番過酷な環境に耐えなければいけないからです。
傷んで改修が必要になった場合は、足場や養生など余計な費用が発生する部分なのでランニングコストも考えて材料や工法を選びたいところです。
ちなみに我が家は米杉下見板張りの外壁です。
湘南地域は潮風の影響で金属等の外壁材料だとすぐ錆びてしまいます。
海沿いには木の家が多いのはこういった理由なのです。
そのほかにも給排水の配管設備にも耐久性の高いモノを用いたいものです。
お金をかけないところ
反対にお金をかけないところはズバリ!設備等の交換できる場所!
代表的なところは
- システムキッチン
- ユニットバス
展示場にいくと、良いモノに目が行きがちになります。
あれもこれもとオプションを選んでいくと、あっという間に予算オーバーに。
まずは使いやすさ、つぎに自分好みのデザイン、あとは必要十分な機能を選びましょう。
わたしたちの家のシステムキッチン・ユニットバスは贅沢なオプションを選ばず、The標準ですが、特に不便はなく快適な日々を過ごせています。
費用対効果をのぞめるところ
最後に悩み考え、選んでよかったなーと思ったモノを紹介します。
- 天井部分の羽目板
- 無垢フローリング
天井羽目板
我が家のリビングは吹き抜けいますが、天井を杉の羽目板仕上げにしました。
空間を変える効果が絶大です。気が張られた天井をなにげなく見ると、落ち着きます。
直接触れることがない箇所なので、安価な材料を選べます。
迷っている方がいましたら、採用することをオススメします。
無垢フローリング
毎日、体の部分が触れる場所は床です。
夏は、スベスベとした肌触り、冬は床が冷たくない。
一般論としてメンテナンスが大変と言われていますが、特に神経質にならなくても良いと、わたしは思います。
普段の手入れは、掃除機掛け&気になる部分は硬く絞った雑巾の水拭き。
これだけで十分綺麗な状態を維持できています。
床暖房もフローリングの厚みを厚くすれば設置できます。
無垢フローリングは費用が少しかかりますが、快適さを求めるなら選ぶのが吉です。
まとめ
まずは予算第一!その中でお金をかけるところ、かけないところをしっかり見極めて、家づくりを楽しむのが良いと思います。
浮き足が立ちまくる家づくりですが、現実もしっかり見ることが大切です。
▼▼家づくりの教科書になった役立つ本▼▼