一家に一脚以上?名作!artek スツール60の選び方と使い方
artekの名作、スツール60。
名前は知らなかったけど、見た事ある人は多いはず。
ikea(いまは廃盤)やニトリと手頃な価格帯で家具を出しているお店でもリプロダクト品が出ています。
スツールなんだから安い方でいいじゃん?と思う人の気持ちもわかります。
わたしは、長く使うのならオリジナルを手に入れたい派です。
では、スツール60の歴史から我が家の使い方を紹介していきます。
目次
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スツール60の歴史
アルヴァ・アアルトが1933年にデザインした「スツール 60」。アルテックを象徴するデザインのひとつであり、スツールとして、サイドテーブルとして、ディスプレイ台として、 あらゆる使い方ができる汎用性があります。 アルヴァ・アアルトが開発をした、フィンランドバーチ材を直角に曲げる技術「L - レッグ」を応用したシリーズのひとつでもあり、 現代においても豊富なカラーと仕様のバリエーションを揃えています。 あらゆる環境に馴染むシンプルで普遍的なデザインは、今もなお、世界中で愛され続けています。
1933年から変わらないこのデザインが特徴。
何も変哲もないこのシンプルなデザインが、このスツールを使用する人たちの自由な使い方を提供してくれます。
3本脚と4本脚ふたつの選択肢
スツール60には3本脚と4本脚の2種類のモノがあります。
我が家で使用しているのは3本脚のモノですが、メリット・デメリットを紹介します。
【メリット】
- 3本脚はオリジナルの形
- スタッキングがほぼ無限
- 見た目がスマート
- 価格が4本脚に比べお手頃
【デメリット】
- 安定性に欠ける
デメリットの安定性に欠けるのは椅子として致命的じゃないのか!って感じますが、普通に使用していれば全く問題ありません。
どういった時に不安定になるかというと、浅く腰掛けて手をついたりする時、踏み台に使用したりする時です。
変な体勢で使用すれば、それは不安定になります。特に小さい子供がいる家庭で3本脚を使用するときは注意が必要です。
主な天板の種類・素材の特徴
スツール60のレギュラー商品として天板の種類・素材違いは大きく分けて3種類あります。
◎リノリウム
スツール60のデザイナーAlvar Aalto(アルヴァ・アアルト)といったらリノリウム!と言われるほどリノリウムを家具で使用しているモノは少なく特徴的。
リノリウムとは、天然素材からできた塗料です。建材塗料として使用されています。
環境に優しく、抗菌性が高いです。
通常の塗料と比較すると、熱と水分に弱く、一度変色すると戻りにくい、傷も多少つきやすいです。
これはデメリットにも見えますが、裏返すと経年変化により、人それぞれの使い方で表情が反映されるということ。つまり時間の経過と共に個性がでます。
ビンテージのスツール60を見ると、全て個性的な表情に変化していて歴史を感じます。
◎ラミネート(ホワイト)
白色のプラスチックパネルです。
ペイントではないのでプラスチックパネル自体が白いので剥げることはありません。
日常のお手入れをもしやすく、水・傷にも強いといった特徴。
変化がしにくいので常に綺麗な状態が保てます。
その反面、ビンテージのような味のある見た目にはなりにくいです。
◎バーチ
名前の通り、白樺(バーチ)の木の質感が最大限に楽しめます。
日に焼けやすく、全体が多少濃くなっていきます。
これも経年変化により木の質感が増し、時間の流れとともに個性が出ます。
以上、主な3種類の天板ですが、実際どれ選べばいいの?って話。
結論、好きなのを選べば良いと思います!
雑な回答ですが、三者三様魅力的な部分があるので、どれを選んでも時間と共にスペシャルな一脚になるかと思います。
そのほかにも限定品等でアーティストとのコラボや、別注製品も多くあり、集めたくなってしまうのも魅力のひとつ。
我が家のスツール60の使い方
我が家では来客時の椅子としてはもちろんのこと、ちょっとしたサイドテーブルとしても使っています。特別な使い方はしていませんが、どう使おうとちょうど良いのがお気に入りのポイントです。
所有しているスツール60はカラリンシリーズです。
建築家でありデザイナーである長坂常が編み出した、日本伝統の表面仕上げである「浮造(うづくり)」と漆塗りの技術である「津軽塗り」を掛け合わせた独自の方法
パッと目を引く色使いなので、インテリアとして部屋の片隅に置いても良し。
サイドテーブルとして使っても良し。
来客時の椅子として使ってもモチロン良し。
まとめ
スツール60は何も変哲もないスツールです。
こういったシンプルさが長年皆に愛される理由なのだと思います。
一家に一脚(一脚以上?)、ながーく使える家具として招き入れても良き名作な椅子。
わたしもあと2脚ほど欲しいなーと思いつつ、お気に入りを探しています。